久しぶりの周布さん伝。
文久2年6月、前田孫右衛門⇒周布政之助宛書翰
「(源頼朝は)一時の権道を以、覇府を建候儀歟と奉考候、右は不得止事之勢に付、 広元公右之御処置被為遊、此儀に付而は、傍御功業も有之候得共、後世よりは、今に至り彼是と、乍恐誹謗仕候向も有之、山陽翁抔に至り候而は、獅子心中之虫抔と、狼藉を書残し居申候・・・」
「獅子心中の虫」とは、頼さんも随分な言いようですが。。。勤皇論が盛んになるにつれて、こういった大義名分論は、随分盛んに論じられていたんでしょうね。
仕える主君をもたない現代人の私からすると、「そんな600年以上も
前の話をほじくり返すことに、なんか意味があるのかよ?」って思いますけど。
ただ当時の長州藩士からすれば、主君の祖先が公然と批難されることは、決して無視できない話だったと思います。
木戸さんが広元公の功業に言及した意味が、少しだけわかった気がします。
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かゆ
自己紹介:
某WJ雑誌で掲載中の幕末パラレルギャグ漫画にて、黒髪長髪和服の人に転倒し、すっかり深みから抜けられなくなったオタク。そして深沼の底にて木戸さんに出会う。「醒めた炎」はバイブル。あの本で同時に村松氏のファンにもなりました。今は一刻も早く読了したい。
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