忍者ブログ
設置者の設置者による設置者のための個人ブログ。日々の徒然&木戸公愛。
[158]  [156]  [155]  [154]  [153]  [151]  [149]  [147]  [142]  [141]  [140
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こないだ読んだ雑誌に、小泉八雲の話が載ってたので、
かねてより気になっていた"Gleanings In Buddha Fields "
を読んでみました。
といっても、たった2パラグラフですが。



「三千世界の烏を殺し 主と朝寝がしてみたい」
一般に高杉晋作の作とされますが、一部に作者木戸説もあるらしい。


で、その木戸創作説を唱えたのがラフカディオ・ハーンであると聞き、当該本をペラペラめくってみたところ、たしかに第7章節に「長州の木戸の創作」として、この都都逸が紹介されていました。
とはいえ章の主眼自体は、都都逸に使われた仏教用語(=「三千世界」)を、考察することにあるようで、この歌を木戸さんの作とした論拠については、皆目触れられていませんでした。というか、単に「この都都逸は長州の木戸の作品だ」と誰かから伝え聞いたのを、そのまま転載しました・・・といった風。

 

そもそもハーンが来日したのは1890年、木戸さんが亡くなって実に13年も後のことなので、どうやったって話を伝聞形で聞かざるを得ないはずなんですよね。
ハーンは山口や政界と明確なつながりがあるわけでもないようですし、おまけに日本語も不自由なので、彼があやふやな情報を伝え聞いたままに書き留めた可能性は、かなり大きいと思います。
 

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新コメント
[06/13 山笑]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
かゆ
自己紹介:
某WJ雑誌で掲載中の幕末パラレルギャグ漫画にて、黒髪長髪和服の人に転倒し、すっかり深みから抜けられなくなったオタク。そして深沼の底にて木戸さんに出会う。「醒めた炎」はバイブル。あの本で同時に村松氏のファンにもなりました。今は一刻も早く読了したい。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
アクセス解析

Copyright (c)あやめわかたぬ浮世のなかに All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Photo by Kun   Icon by ACROSS  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]