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設置者の設置者による設置者のための個人ブログ。日々の徒然&木戸公愛。
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久々に軌道修正。


「行在所電信原書 四」 4月11日午後5時 
黒田清隆(長崎)⇒三条実美(京都)宛抜粋

別紙のとおり念の為報ず、去る8日午後第2時頃、熊本籠城の兵一大隊、奥少佐引率して賊中を貫き当本営へ来る、是に依て城中の模様を確知す、来る20日迄は粥ならびに粟飯等にてなへぐべき由・・・

  
 
篭城中の熊本城から一大隊が脱出に成功した、というニュースの第一報。西郷軍相手に政府軍も持ち堪えてはいるものの、城中はもはや飢餓寸前!
で、報告を受けた政府は翌日、大久保内務卿より全国の都道府県に情報開示の布達文を下しました。



『去る8日午後第2時頃、熊本篭城の兵一大隊を、奥少佐引率して賊中を貫き、宇土本営へ来会せしを以て、城中の景況堅固なるを確知せし趣、(以下略)』

 
 
大久保さんの嘘つきぃ!!!!




・・・翌日13日に官軍は熊本入城に成功、政府軍は熊本城を守り通したそうです。

余談ですが熊本城中は当時、事実深刻な状態だったらしく、樺山資紀氏いわく、「谷子爵(=谷干城)の当時の苦衷と云ふものは、共に籠城した余等でなければ、到底想像だも出来ないであろうと思はれる。(略)余等一同は、栗の粥を啜り、砲弾で死んだ軍馬の肉を、是幸いと取って煮染にして喰」ったとか。
つか粥と粟飯どころか、粟を粥にしてるな、これだと。
 

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かゆ
自己紹介:
某WJ雑誌で掲載中の幕末パラレルギャグ漫画にて、黒髪長髪和服の人に転倒し、すっかり深みから抜けられなくなったオタク。そして深沼の底にて木戸さんに出会う。「醒めた炎」はバイブル。あの本で同時に村松氏のファンにもなりました。今は一刻も早く読了したい。
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