「戊辰物語」を読了してから、情報のまとめ作業に凝らなければ、通読のスピードを上げられると分かったので、取りあえず読みかけの本を片付けることに専念しようと思い立ちました。
で、ひとまず「米欧回覧実記」と「周布政之助伝」と「文明論之概略」を平行で飛ばし読み。。いや、自分でも馬鹿なやり方だと思うんですけど、なにせ飽き性で、なかなか一冊に集中ができず。。(←言い訳だっつの)
わざわざ抜き出すほどの記事でもないですが、
脚注に載ってた「久米博士九十年回顧録」の一節。
「チェール氏」=ティエール大統領。
「チェール氏は当時75歳能くコンミュン暴徒を鎮めた武略もあれど、温和な矮小老爺で、容貌は尼の如く、我が木戸・大久保の身長偉大なるが目立った。米国渡航以来両副使は白人に交って遜色なかったが、独り岩倉公は短身で、頭蓋の大なる方であったので、折々白人の骨相家などが来て、『体質を検して見たい』と申し込む事もあった位で、大統領チェール氏も我が大使と招宴の時、食卓に相対し、公の頭脳の魁偉なるを眺めて居た」
注目を浴びるほど大きいという岩倉さんの頭蓋とは如何程のものかと、思わず気になってしまいました。。
岩倉さんの頭をつくづく眺めてしまったティエール氏と、それを冷静に観察する久米氏を想像してみるのも楽しいです。(笑)
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かゆ
自己紹介:
某WJ雑誌で掲載中の幕末パラレルギャグ漫画にて、黒髪長髪和服の人に転倒し、すっかり深みから抜けられなくなったオタク。そして深沼の底にて木戸さんに出会う。「醒めた炎」はバイブル。あの本で同時に村松氏のファンにもなりました。今は一刻も早く読了したい。
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